旅行会社が倒産。
ニュースで見たことありますよね。
最近だと「てるみくらぶ」や「アバンティリゾート」が相次いで倒産。
実は、私も過去に旅行を申し込んだ旅行会社が倒産した経験があります。
旅行会社が倒産したら、予約した飛行機やホテル、支払った旅費は一体どうなるのか。
ちゃんと返金されるのか気になりますよね?
結果から言うと、私の場合約80%の金額が大体1年後に返金されました。
80%でも返金されて良かったと思います。
でも、返金されるまで1年もかかったし、たくさん書類を書いたりと手続きが面倒。
法事で帰省のためにホテルパックを予約しました。
なので、旅行会社が倒産したからと、行かないわけにもいかず・・・
旅行会社が倒産して予約がキャンセルされたおかげで、また別の旅行会社でホテルパックを取り直し手間も費用も2倍かかりました。
今から約10年も前の話なので、旅行会社の名前も忘れてしまいました。
探してみたけど、書類も見つからず・・・
見つからない理由は、たぶん返金の手続きですべて提出してしまい見つからないんだと思います。
もくじ
ホテルパックを予約したサイト
ホテルパックって普通に飛行機を単体で取るよりも安いんですよね。
なので、実家に帰省する時もいつもホテルパックで予約していました。
ホテルは1泊だけ取ってあとは実家に泊まったり。
倒産するような怪しい旅行会社で予約するのが悪いっていう方もいるかもしれません。
でも、私が予約に使ったのは有名な旅行予約サイトは
「格安トラベルコ」
大手の旅行サイトに載ってる旅行会社なので、なんの不安もなく申し込みをしました。
今までも何度も格安トラベルコでホテルや飛行機などの旅行の申し込みをしていたので余計に警戒心などあるはずもなく。
それに、すごく安いとか明らかに怪しい感じがあるなら倒産の気配を感じそうです。
でも、特に他と比べてすごく安い訳でもなく。
パックの指定ホテルが好みだったからその旅行会社にしただけ。
航空券や予約確認書が届かない
いつもなら、申し込みをしてお金を支払うと、約1ヶ月前には予約確認書が届いていました。
でも、全然届かない。
出発2週間前になっても届かないので、さすがに不安になり電話。
すると、
「手違いで発送ができておらず申し訳ありません。」
「来週中には届きますのでお待ちください。」
との事。
電話した次の週、旅行会社から届いたのは、倒産の手紙!
手紙の内容は・・・
「弊社は破産手続きに入ったため、申し込み頂いたホテルや航空券はすべてキャンセルとなっております。
現在旅行中のお客様につきましても、明日以降のホテルや往路の予約は取れていないため、ご自身で手配をお願い致します。」
確かこんな内容でした。
私は出発前だったから良いけど、旅行中に明日のホテルも帰りの飛行機もキャンセルされてるなんて最悪ですよね。
特に海外だとかなり大変そう。
てるみくらぶの倒産でも、同様な事件が起きていたみたい。
中には砂漠の真ん中で放り出されて、自力で帰国しないといけない旅行者もいたとか・・・
本当無責任で腹が立ちます。
出来るだけ倒産前に資金を集めて、計画倒産したって事ですよね。
私が電話を掛けた時点で倒産は確定しているのに、倒産する事実を教えてくれないんですから。
旅行会社倒産後の手続き
旅行会社がから倒産の手紙が届いてしばらくすると、日本旅行業協会からの手紙が届きました。
幸い私が申し込んだ旅行会社は「日本旅行業協会」に加盟していたので、弁済業務保証金制度を受けることにより、支払った金額の一部が返金されるとの連絡。
日本旅行業協会のホームページはこちら
https://www.jata-net.or.jp
弁済業務保証金制度とは
弁済業務保証金制度は、旅行業協会の正会員である旅行会社と旅行業務に関して取り引きをした消費者がその取引によって生じた債権について、旅行業協会が国に供託した弁済業務保証金から一定の範囲で消費者に弁済する制度です。
日本旅行業協会より引用
弁済業務保証金制度を受けるには、認証申出書類を提出しなければいけません。
申し込みの書類などの旅行を申し込んだ証拠や振込などの支払いの記録、書類の記入、印鑑証明などが必要です。
全ての書類を簡易書留で返送しました。
それからしばらくすると、「債権の認承額と弁済割合」についての手紙が届く。
またまた、たくさんの書類を書かないといけない。
委任状や返金してもらうための口座情報、印鑑証明を返送。
私はこの事件で初めて印鑑証明を作りました。
印鑑証明ってあまり使わないですよね。
旅行代金が戻ってきた
そしてなんやかんや1年が過ぎ、忘れたころに「弁済業務保証金の還付」の知らせが届きました。
旅行会社が倒産した時は、1円も戻ってこないと思っていたけど、約65,000円支払って5万円近く戻ってきて一安心。
中には何十万も支払って数万円しか返金されないって人もたくさんいるみたい。
本当、手続きもすごく大変だったし二度と同じ経験はしたくないなと思いました。
なので、この事件以降、飛行機やホテルを予約する時はすごく慎重に旅行会社を選んでいます。
今でも、格安トラベルコを使って予約していますが、今のところは大丈夫。
倒産する旅行会社を避けるには
- 大手の旅行会社もしくは大手の子会社を選ぶ
- 旅行業協会に加盟しているかチェック
- 異常に広告をだしていない
倒産しそうな旅行会社を避けるには、当然ですが大手の旅行会社を選ぶのが安心。
JTBやJRツアーズなどの大手旅行会社や子会社を選ぶと倒産の確率が低いと思います。
万が一倒産しても、ちゃんと保証してくれる可能性も高いし。
旅行業協会に加盟しているかも重要です。
加盟していない場合、倒産するとほとんど支払った金額が返ってこない可能性があります。
申し込みをする旅行会社のホームページをチェックして旅行業協会に加盟している証拠である「JATA正会員」「ANTA正会員」の記載を確認しましょう。
異常に広告を出している旅行会社は少し注意が必要かも。
値段も他社より安くて知名度も低い会社だと避けた方が安心。
てるみくらぶの時みたいに、計画倒産前に資金集めをしている可能性が高いから。
なので、最近は予約するなら大手の旅行会社とか、楽天でJALやANAの公式ホテルパックを予約するようにしています。
まとめ
最近は昔に比べ、ホテルや飛行機を自分で手配する人も増えています。
旅行会社の倒産のニュースを見て、不安から無名な旅行代理店を避ける人も増えているでしょう。
そうなると、さらに小さな旅行会社は倒産する確率も高くなると思います。
という事で、特に海外旅行や高額な金額の場合は、倒産の危険の少ない大手旅行代理店などの利用がおすすめです。
おすすめの記事はこちら
宿泊予約サイトの口コミは信用できる?ペンション予約で失敗しない方法