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生後9ヶ月から10ヶ月未満の赤ちゃんは、ママやパパの表情を読み取ったり、ママがいないと泣く後追いが始まったり、自己主張をしたりと、情緒面がどんどん発達する時期。
ママが見えなくなるとなしてしまい、トイレもゆっくり入れなくなることも。
指先も器用になり、ちいさなものをつまんだり、ボタンを押したり引っ張ったりできるようになります。
生後9ヶ月~10ヶ月未満の赤ちゃんの成長や悩み、遊び方などを紹介したいと思います。
生後9ヶ月~10ヶ月未満の身長・体重・胸囲・頭囲
最新版の平成22年調査の厚生労働省の成長曲線によると、生後9ヶ月~10ヶ月未満の赤ちゃんの体重や身長・胸囲や頭囲の目安はこのようになっています。
男の子
身長:67.4cm~76.2cm
体重:7.16kg~10.37kg
胸囲:41.8cm~49.3cm
頭囲:42.5cm~47.5cm
女の子
身長:65.5cm~74.5cm
体重:6.71kg~9.85kg
胸囲:40.6cm~48cm
頭囲:41.4cm~46.2cm
つかまり立ちやハイハイが始まり、運動量が増えることで今までぽっちゃりさんだった赤ちゃんも、体が引き締まって少しスリムになることも。
運動量が増えるので、たくさん食べているのに全然体重が増えない赤ちゃんもいます。
身長や体重の増え、体格には個人差があるので元気なら心配いりません。
個人差がありますが、このころは前の月に比べてほとんど体重が増えません。
平均で1ヶ月に200グラムほど体重が増加します。
《発達と成長》生後9ヶ月~10ヶ月未満の赤ちゃん
生後9ヶ月から10ヶ月になるとほとんどの赤ちゃんがハイハイとつかまり立ちができるようになります。
行動範囲も広がって、家の中の色々なものに興味を持ち出す時期。
扉のない棚のものを全部出してしまったり。
おもちゃのボタンを押して音楽を鳴らすこともできるようになります。
言葉も理解できるようになってきて、名前を呼ぶと振り向くように。
「お散歩いくよ」「お風呂はいるよ」「ごはん食べるよ」などの意味が理解できるようになってきます。
意思表示も活発になり、好みじゃないおもちゃだと嫌がったり、食べたくないものを泣いたり喃語で拒否することも。
意思表示が始まると、いやなことや気に入らないことがあると泣いて怒ることも増えてきます。
今までに比べると少し育児が大変に感じるようになってくるかもしれません。
でも、意思表示ができるってことは、楽しい時やうれしい時にも感情を思いっ切り表現してくれます。
うれしい時や楽しい時は笑顔と喃語でその気持ちを伝えてくれるのはすごく可愛いし嬉しくなりますね。
ママやパパの真似をして、バイバイがなどもできるようになってきます。
後追い
後追いが始まって、ママが見えなくなったり側を離れると泣きだすようになる子も出てきます。
後追いの時期は個人差がありますが、一般的に生後9ヶ月頃から始まり1歳半頃におさまることが多いと言われています。
後追いはママが離れると不安に感じるためにおきる現象。
成長するにつれて、ママが離れてもちゃんと戻ってくることが理解できて後追いしないようになってきます。
後追いが始まったら、赤ちゃんを安心させるために、「トイレに行くね」「すぐ戻るからまっててね」などの声かけをすると良いでしょう。
《離乳食》生後9ヶ月~10ヶ月未満の赤ちゃん
離乳食も1日2回になり、食べる量も増えてくる時期。
1日2回の離乳食に慣れてきたら、1日3回の離乳食に移行していきましょう。
手づかみで食べたい欲求も高まるので、にんじんや大根をスティック状にしたものや、ポテトやカボチャをつぶしたものを丸めたり、手で食べやすい状態の食事も取り入れてみて。
食べられる食材も牛や豚のひき肉、たまご、アジ、サバ、プロセスチーズ、ツナ缶など色々なものが食べられるようになります。
食べられる食材が増えると、離乳食のレパートリーも増えますね。
固さは歯茎でつぶせる固さに。
歯茎でつぶすことをイメージして作りましょう。
味付けはまだまだ薄味が基本。
少量なら、お塩、砂糖、みそ、バター、醤油も風味付け程度に使っても大丈夫。
ケチャップは添加物が気になるので、使うのはまだ先。
クリスマスは生後9ヶ月前後だった娘に、水切りヨーグルトにペースト状にしたいちごを混ぜて、丸くくりぬいた食パンに塗って、ケーキ風にして食べさせました。
砂糖は使わず、いちごだけの甘さですが初めてのケーキでおいしそうに食べていました。
ミルクや母乳は1歳で卒業する子が多いので、離乳食も1歳までに3回に増やし卒乳を意識して過ごすと良いでしょう。
《哺乳瓶》生後9ヶ月~10ヶ月未満の赤ちゃん
それぞれの方針があるので、いつ卒乳するのかは自由。
でも、できれば1歳から1歳半には卒乳した方が良いと言われています。
私は哺乳瓶をいつまで使うのか、ミルクをいつまで飲ませるのかあまり深く考えていませんでした。
10ヶ月健診で、
「1歳で哺乳瓶もミルクも卒業」
「ちゃんとコップで飲む練習をしてください」
と言われてびっくりしたのを覚えています。
母乳は自然と出なくなり、生後5ヶ月過ぎにはミルクしかあげていませんでしたが、意外と早く哺乳瓶って卒業するんだなと。
それからは、練習用のマグを購入してコップとストローで飲む練習をしました。
少し飲めるようになったら、哺乳瓶じゃなくマグでミルクをあげたり。
マグで飲む練習をするうちに自然と哺乳瓶を卒業することができました。
ストローの練習をするなら、リッチェルの「いきなりストローマグ」がすごくおすすめ。
ボタンを押すと、吸っていなくても飲み物が口に入ります。
ストローから飲み物が飲めることが自然と学習できて、自分で吸えるようになります。
哺乳瓶を卒業すると同時にミルクも卒業。
フォローアップミルクをあげた方が良いのか迷いましたが、普通の牛乳や豆乳が好きなのでそのまま、フォローアップミルクは飲ませませんでした。
アレルギーがなく牛乳が普通に飲めて、離乳食もちゃんと食べているようならフォローアップミルクを飲まなくても問題ありません。
フォローアップミルクの代わりに「こどミルイチゴ液状」などカルシウムや鉄分などの栄養が入ったベビー用の飲み物をたまに飲ませていました。
哺乳瓶を卒業してストローが使えるようになると、外出先でもお茶など気軽に飲み物を飲ませることができるし、哺乳瓶の消毒も必要なくなって良かったです。
《テレビと音楽》生後9ヶ月~10ヶ月未満の赤ちゃん
生後8ヶ月から9ヶ月の赤ちゃんはテレビにも興味を示すようになります。
あまりテレビは見せたくないママも多いと思います。
でも、「おかあさんといっしょ」や「いないないばあ」などの幼児向けの教育番組は見せるのがおすすめ。
子供の発達を刺激してくれて、歌を覚えたり、ダンスが踊れたり、キャラクターの名前を覚えたりと良い影響もたくさんあります。
うちの娘も、テレビを見ながらお尻をフリフリしながらダンスをしたり、歌を一緒に歌ったりとテレビを見せていました。
一人でテレビを見せっぱなしにするのは良くありませんが、赤ちゃんと一緒に話しかけたり、歌いながら見るのはすごく良い影響が。
テレビをつけていない時も、覚えた歌やダンスを一緒に歌って踊ったりして楽しんでいました。
その影響か今でもダンスや歌が大好きで、言葉を話すのも早かったと思います。
テレビって悪い影響だけじゃないと思います。
《おもちゃと遊び》生後9ヶ月~10ヶ月未満の赤ちゃん
少しの間一人遊びができるようになってきます。
今まではママが一緒じゃないと遊べなかった赤ちゃんも、知能が発達して集中力も増すので少しの間なら一人で遊ぶことができるようになります。
ボールを追いかけたり、おもちゃを鳴らしたり、ママが手取り足取り教えなくても自由に好きに遊べます。
一人で遊べるってことは、記憶力もよくなって遊び方を覚えてるって証拠。
すごい成長ですよね。
初めてのおもちゃは遊び方がわからず、一人で遊べない場合があるので慣れるまでは遊び方を教えつつ一緒に遊ぶようにしましょう。
生後9ヶ月から10ヶ月未満の赤ちゃんにおすすめなおもちゃは「ラッパ」。
赤ちゃん用のラッパは吸っても吹いても音が出るものがあります。
赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲んでいるので、吸うことは得意ですよね。
ストローの練習にもなるので、吸って音の出るラッパがおすすめ。
しばらく経つと、ちゃんと吹いて音が鳴らせるようになってきます。
言葉の意味をどんどん理解しておしゃべりをする準備をしている時期なので、絵本を読んだり、何をするにも積極的に話しかけましょう。
あんまり理解できてないように見えて、実は想像以上に言葉の意味を理解していたりします。
私も、家の中でも外でも「お洗濯物たたむね」「今日は暑いね」「パパは帰るの遅いかな」とずっと娘に話しかけていました。
どんな絵本を買っていいのか、おもちゃを買っていいのかわからないってママには「こどもちゃれんじベビー」がおすすめ。
私は生後3ヶ月から受講してますが、月齢に合わせたおもちゃが届くので、あまり自分で買わないでいいので気に入ってます。
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