生後5ヶ月の赤かちゃんは寝返りが出来る子も多くなり、動きがどんどん活発になる時期。
今までと違い、目が離せなくなってきます。
離乳食をスタートしたり、BCGの予防接種をする時期でもあります。
こぶしをしゃぶっていた赤ちゃんも、ちゃんと指がしゃぶれるようになります。
そう。
「指しゃぶり」ができるように。
生後5ヶ月~6ヶ月未満の赤ちゃんの成長や悩み、遊び方などを紹介したいと思います。
生後5ヶ月~6ヶ月未満の身長・体重・胸囲・頭囲
最新版の平成22年調査の厚生労働省の成長曲線によると、生後5ヶ月~生後6ヶ月未満の赤ちゃんの体重や身長・胸囲や頭囲の目安はこのようになっています。
男の子
身長:61.9cm~70.4cm
体重:6.10kg~9.20kg
胸囲:39.8cm~47.6cm
頭囲:40.4cm~45.4cm
女の子
身長:60.1cm~68.7cm
体重:5.74kg~8.67kg
胸囲:38.7cm~46.2cm
頭囲:39.3cm~44.1cm
生後5ヶ月から生後6ヶ月未満の赤ちゃんは、これまでとは違い体重の増加スピードがゆっくりになってきます。
寝ている事が多かった赤ちゃんも、寝返りなど運動量も増えるので、あまり体重が増えないことも。
体重や身長の目安の数字を見ると、男の子も女の子も一番背が高い子と低いこでは7~8cmの差が。
体重は軽い子と重い子のさは3キロ近くもあります。
生後5ヶ月から6ヶ月未満になると、体格にもすごく個人差が。
身長が低くて軽めでも、身長が高くて重めでも、成長曲線にそって成長していれば、赤ちゃんそれぞれの個性なのであまり心配しなくても大丈夫。
うちの娘は背も低めで体重も軽いので、健診ではいつも
「身長も体重もバランス良く増えているので、小柄なだけで心配いりません」
とお医者さんから言われていました。
身長は伸びないのに体重だけ重すぎたり、身長はすごく伸びているのに体重が増えないなど、少し成長のバランスが悪くて、心配な場合は病院や健診で相談してみると安心。
《発達と成長》生後5ヶ月から6ヶ月未満
この時期の赤ちゃんは寝返りができたり、動きがますます活発になり、目が離せなくなってきます。
厚生労働省の調査によると、生後4ヶ月から生後5ヶ月未満に寝返りが出来る赤ちゃんは約50%。
生後5ヶ月から6ヶ月未満の時期になると、80%以上の赤ちゃんが寝返りを始めるというデータが出てきます。
多くの赤ちゃんがこの時期には、寝返りができるように。
寝返りが出来るようになると、床に寝かせるところころと転がって好きな場所に移動したり本当目が離せません。
寝返りは赤ちゃんにとって初めての移動手段なので、すごく楽しいんですよね。
初めはゆっくりと、体の向きを1回を変えるのがやっとですが、慣れてくるところころと動きまわれるように。
なので、赤ちゃんが転がって移動しても安全なように、頭をぶつけそうな固い物を近くに置かないように気を付けましょう。
寝返りできるようになると、落下による事故が増えるので、ソファーなど柵のない高い場所に赤ちゃんを寝かせるときは絶対に目を離してはダメ。
この時期の赤ちゃんは、なんでも口に入れようとします。
口に入れようとする行為自体は、これから始まる離乳食の練習でもあり、悪い事じゃありません。
順調に発達している証拠。
なので、口に入れても安全なおもちゃを与えるのがおすすめ。
赤ちゃんが口に入れるおもちゃは、こまめに洗い、清潔に保つよう心がけましょう。
誤飲しそうな小さな物は引き出しなどにちゃんとしまい、赤ちゃんの手が届かないところに置くよう注意が必要。
《離乳食》生後5ヶ月から6ヶ月未満の赤ちゃん
一般的に生後5ヶ月から6ヶ月未満の時期は離乳食開始の時期。
以前は生後3ヶ月頃から果物の汁を飲ませ離乳食を始める準備をし、生後4ヶ月頃から離乳食を開始するのが一般的でした。
しかし、果物はアレルギー症状が出る事もあるので、離乳食開始前に果汁を飲ませる事は現在は推奨されていません。
最近の研究では早い時期に離乳食を開始するとアレルギーやアトピー、喘息になる確率が高いとの事で、年々離乳食を開始する時期が遅くなってきています。
中には西原式と呼ばれる方法で離乳食をを取り入れる人もいます。
西原式の離乳食とは、1歳半までは完全に母乳または、ミルクで育て、一歳半からおもゆなどを食べさせ、2歳まではミルクや母乳をメインで育てるというもの。
離乳食開始の時期を遅らせる事で、アレルギーを防ぎ体の丈夫な子になるらしい。
私は西原式の離乳食はおすすめしません。
なぜなら、最近の研究では離乳食開始の時期が早すぎても遅すぎても、アレルギーやアトピーになる可能性が高いという結果が出ているから。
西原式の離乳食を試した話をみると、西原式で離乳食を遅らせてもアレルギーになったり、体が弱かったりとメリットはあまり感じられません。
子供が食べ物を食べたがるのに、まだ1歳だからと泣いても与えなかったり。
子供が成長して、泣くほど食べ物を欲しがるのにミルクや母乳だけで育てようとするのって異常。
まわりから見れば虐待としか思えない光景ですよね。
西原式離乳食を実践しているママはみんな乳児検診で嘘をついているみたいですし。
そりゃ、成長のスピードが他の子供に比べて遅くて、その原因が母乳やミルクだけで育ててるなんて医師が知ったら怒るに決まってますよね。
それに、一歳以上なんて運動量もかなり増えるし、脳の発達を考えるとミルクや母乳だけで補えるとは到底思えません。
栄養が足りず、脳の発達に遅れがでたりしたら困りますし。
厚生労働省の調査によると、生後5ヶ月から6ヶ月未満に離乳食を開始する人の割合は29.2%。
生後6ヶ月から7ヶ月未満に離乳食を開始した人は39.2%。
ほとんどのママが生後5ヶ月から生後7ヶ月未満で離乳食をスタートさせています。
という事で、早すぎず遅すぎない、生後5ヶ月から7ヶ月未満の時期に離乳食を開始するのがおすすめ。
首や腰が据わってから離乳食を開始した方が良いとされています。
首や腰がすわってないと、姿勢が悪く食べたものを喉へ詰まらせやすいから。
なので、離乳食の開始の時期や与える食材は子供の成長を見て多少調節しても良いと思います。
本やネットには離乳食で与えなければいけない食材やその時期、固さなどが載っていますが、歯が生えてるかいないか、あごの力があるのかないのか、子供の好みもあるので、マニュアル通りに離乳食が進まなくても気にしなくても大丈夫。
うちの娘は1歳ちょうどで、やっと下の歯が生えてきました。
なので、生後6ヶ月頃に離乳食を開始して、固い物はなかなか食べられず比較的ゆっくりなペースで離乳食を完了しました。
離乳食は、アレルギーで病院へ駆け込むことも想定して、始めるなら病院の開いている平日の午前中に始めると安心。
まだ離乳食を開始しないママも離乳食開始に向けて、椅子にお座りする練習を。
離乳食用の食器やエプロン、椅子を用意し始めると良いでしょう。
《授乳》生後5ヶ月から6ヶ月未満の赤ちゃん
離乳食が進んでくると、徐々に母乳やミルクと離乳食との割合が逆転してきます。
でも、生後5ヶ月から6ヶ月未満の赤ちゃんは離乳食を開始する時期なので、基本的にはミルクや母乳がメインとなります。
ミルクの場合の目安は、1日200mlを5回。
母乳は今まで通り、離乳食を開始していても飲みたいだけ飲ませて大丈夫。
離乳食を開始するなら、離乳食の回数は1日1回。
最初のうちはほとんど食べられないと思うので、授乳回数などはこれまで通りのペースで。
離乳食をたくさん食べられるようになったら、徐々にミルクや母乳の量や回数を減らしていくと良いでしょう。
《夜泣き》生後5ヶ月から6ヶ月未満の赤ちゃん
生後5ヶ月から6ヶ月未満のこの時期に夜泣きが始まることがあります。
この時期になると、脳の機能も発達し夢をみる赤ちゃんも増えます。
日中に起きた刺激などで興奮して泣いてしまったり。
夜泣きの原因ははっいきりと分かってはいませんが、赤ちゃんが順調に成長している証拠なので、イライラせずに受け止めましょう。
娘はこの時期に打ち上げ花火を見に行き、花火を見ている時は楽しそうで泣くことはありませんでしたが、刺激が強すぎたのか、初めて2日~3日夜泣きをしていました。
その後は、楽しすぎたり、びっくりしたり刺激が多い日は夜泣きすることが増えました。
大人でも怖い映画を見た時は、うなされる事もありますよね。
なので夜泣きをしないためには、あまり刺激を与えすぎない方が良いと思います。
寝る前にリラックスできる音楽を流したり、アロマを使うなど赤ちゃんの興奮をしずめてあげるのも夜泣き防止に効果的。
《BCGの予防摂取》生後5ヶ月から6ヶ月未満の赤ちゃん
生後5ヶ月から6ヶ月未満はBCGの予防接種をすることが多い時期。
BCGの予防接種の推奨期間は生後5ヶ月から7ヶ月で生後11ヶ月までに1回摂取します。
BCGのワクチン摂取をすると結核が予防することができます。
結核患者の多い、流行のおそれのある国では、生まれてすぐや生後3ヶ月頃にBCGの摂取をすることがありますが、接種の時期が早いと副作用も大きくなります。
日本では赤ちゃんの結核感染率が低いので、生後5ヶ月~7ヶ月頃にBCGを摂取するのが一般的。
BCGのワクチンを接種すると、ぽつぽつと針を刺した後から少し膿がでたり、少し赤くなったりしますが、数か月で自然と治ります。
しかし、BCGには「コッホ現象」というものがあり、BCGの摂取を受けた後、針をさした痕が3日から10日以内に赤く腫れて膿んできたら要注意。
ワクチンの副作用ではなく、結核菌に感染している可能性が高いのでBCGのワクチンを接種した病院で診てもらうようにしましょう。
BCGのワクチンって、9本の針が付いたものを腕に押し当てます。
見ているだけで痛そう。
今まで予防接種であまり泣かなかった赤ちゃんも、生後5ヶ月から6ヶ月未満になると、感覚も鋭くなって痛くて大泣きするようになります。
知能も発達してきて、針を見ただけで予防接種をする事に気付いて泣き出す赤ちゃんも。
泣くので予防接種をするのがかわいそうになりますが、病気を防いで元気に健康に育つためには予防接種はちゃんと受けた方が安心。
《おもちゃと遊び》生後5ヶ月から6ヶ月未満の赤ちゃん
生後5ヶ月から6ヶ月未満の赤ちゃんは、寝返りができたり自分で動くことが少しずつ出来るようになります。
体を動かすことがすごく楽しくなってくる時期。
この時期に一番おすすめのおもちゃは、ジャンパルー。
まだ、歩けない赤ちゃんでもぴょんぴょんと自分の力で動くことができます。
足の筋力が付くことにより、歩き始めの時期が早くなることも。
ちなみに、私も小さい頃使っていた歩行器ですが、現在は無理やり歩く行為は赤ちゃんの関節に悪く、O脚になるなど赤ちゃんの体の発達に良くないと言われています。
ジャンパルーは上下運動だけなので、関節への影響もないよう。
私も、この時期にジャンパルーを購入しましたが、すごく娘が楽しそうに遊んでいたので購入して良かったなと思います。
ジャンパルーのおかげか、生後10ヶ月頃から歩き始め、1歳にはかなりあるけるようになりました。
ジャンパールーがない場合は、脇をもってジャンプさせるのもおすすめ。
ぴょんぴょんと楽しそうに飛び跳ねます。
手を持ってぴょんぴょん飛び跳ねるのもおすすめですが、稀に関節が外れる場合があるので注意が必要。
動物園に行って、動物を見せたり公園で葉っぱを触らせたり、五感を刺激すると発達に良いでしょう。
お話が出来るようになるのはまだ先ですが、どんどん言葉の意味を理解できるようになるので、早い時期から積極的に話しかけるようにするのも大切です。
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