生後2ヶ月になると新生児の時と比べると、顔や体もふっくらと脂肪がついて、赤ちゃんらしい見た目になります。
出産から2ヶ月経つと、ママも育児のペースがつかめ妊娠出産で弱った体もだいぶ回復してきたんではないでしょうか?
赤ちゃんとのコミュニケーションが取れるようになり、どんどん可愛く感じてきますよね。
生後2ヶ月の赤ちゃんの成長やおすすめのおもちゃなどをまとめてみました。
生後2ヶ月の身長・体重・胸囲・頭囲
最新版の平成22年調査の厚生労働省の成長曲線によると、生後2ヶ月~生後3ヶ月未満の赤ちゃんの体重や身長・胸囲や頭囲の目安はこのようになっています。
男の子
身長:54.5cm~63.2cm
体重:4.41kg~7.18kg
胸囲:36.0cm~43.8cm
頭囲:37.1cm~42.4cm
女の子
身長:53.3cm~61.7cm
体重:4.19kg~6.67kg
胸囲:35.1cm~42.5cm
頭囲:36.2cm~41.2cm
ベビースケールがなくても赤ちゃんの体重をはかる事ができます。
- まず、ママが赤ちゃんを抱っこして体重をはかる。
- 次にママ1人で体重をはかる。
- 赤ちゃんを抱っこした時の体重からママの体重を引けば、赤ちゃんの体重が分かります。
成長が緩やかな子もいれば、急に大きくなる子もいて成長の度合いはさまざま。
赤ちゃん自体の体質もあるし、完全母乳なのかミルクだけなのか母乳とミルク両方で育てているのかによっても違ってきます。
平均1日に25g前後体重が増加するのが平均的と言われていますが、生後1ヶ月に比べてちゃんと体重も増えて元気なら心配しなくても大丈夫。
もし、赤ちゃんの体重の増えが悪く心配な場合は、母乳の後にミルクを足したり、回数や飲む量を増やす、赤ちゃんがたくさん飲むようにハーブティなどで、母乳の質や量をあげるよう工夫しましょう。
生後2ヶ月の授乳間隔
生後2ヶ月になると満腹中枢も発達して、お腹いっぱいの感覚が分かるようになってきます。
一度に飲む量も増えてきて、授乳やミルクの間隔が以前に比べて開くようになる事が多くなります。
母乳育児の場合は大体、3時間~4時間授乳の間隔があくことも増えてきます。
夜中の授乳が減って良く寝てくれる赤ちゃんも出てきます。
でも、赤ちゃんによっては新生児の頃と変わらず2時間おきの頻回授乳が続く場合も。
ミルク育児の場合、大体1回のミルクの量は120ml~160mlで授乳の間隔は4時間前後。
授乳の間隔にとらわれすぎず、赤ちゃんのペースでミルクをあげても大丈夫。
生後2ヶ月~3ヶ月未満は1日に720ml~960ml飲んでいれば良いので、1日に必要な量を飲んでいれば授乳の間隔がずれていても心配ありません。
また、母乳とミルクとの混合育児の場合、母乳を飲めた量によってミルクを飲む量も変わってきます。
赤ちゃんの体重の増え方によって、ミルクの量を調節すると良いと思います。
赤ちゃんの体重があまり増えず、授乳が20分以上かかる場合は母乳があまり飲めていない可能性が。
そんな時は母乳の後にミルクを足してみると良いでしょう。
わが家の場合
娘は小さ目で体重があまり増えなかったので、飲み足りない事がないよう、いつも多めにミルクを作ってあげていました。
最初の頃は、ミルクを飲みきれなくて捨てるのがもったいなく感じ、少な目にミルクを作り足りないって日もありました。
でも、ミルクがもったいないより、たくさん飲んで体重を増やして欲しい気持ちの方が強くなり、捨てることを覚悟でいつも多めに作るようにしました。
ミルクが足りなくても、作り直すと時間があいてお腹いっぱいになってしまうのか、飲んでくれなかったので。
ちなみに母乳を10分ずつあげて、そのあとミルクをあげていました。
生後2ヶ月の睡眠時間
生後2ヶ月の睡眠時間は1日平均14時間~16時間。
睡眠時間も個人差があり、たくさん眠る子もいれば寝ない子も。
昼間にたくさん寝て夜はほとんど寝ないなんて昼夜逆転が続いてしまう赤ちゃんもいたり。
だんだんと昼夜の区別がつくようになってくる時期なので、生活のリズムを整えるようにしましょう。
夜は真っ暗にした寝室で寝かせ、朝は朝日をいっぱいあびると、「朝起きて夜寝る」という生活のリズムが出来てきます。
寝室は遮光カーテンなど外の光が入らない暗闇にすると比較的長く寝てくれることも。
うちの娘ですが、最初は普通にカーテンを閉めて真っ暗で寝るようにしていましたが、朝日が昇るとともに起きるように。
夏だから4時とか日が昇るのが早いんですよね。
早起きし過ぎて辛いので、窓を遮光フィルムで覆い、遮光カーテンをつけ、ホテルの部屋のように完全に光を遮ると朝まで寝てくれるようになりました。
真っ暗になる事で、睡眠に必要なメラトニンが分泌されスムーズに質の高い眠りにつくことができます。
おむつをかえたり、授乳の事があるので豆電球をつけて眠る人もいますが、このちいさな豆電球の光さえも赤ちゃんにとっては睡眠の妨げになってしまいます。
豆電球がついていると、メラトニンの分泌量が減ってしまうそう。
なので、外の街灯やマンションの光がカーテンから差し込むようなら、光が漏れないように寝室をまっくらにする事で、メラトニンが分泌され、赤ちゃんの昼夜逆転がなおり体内リズムも整います。
夜中の授乳やおむつの交換をするときは、天井の豆電球をつけるのではなく、赤ちゃんの目に直接光が入らないように、足元などにライトを置いて付けるようにするのがおすすめ。
【発達や成長】生後2ヶ月から3ヶ月未満
- 生理的微笑から社会的微笑へ
- 首がしっかりしてくる
- よだれが増える
- 手をしゃぶる
- 声が良く出るようになる
- 大きな音に驚くようになる
生理的微笑から社会的微笑へ
赤ちゃんの笑顔には「生理的微笑」と「社会的微笑」と呼ばれるものの2種類があります。
生後1ヶ月~2ヶ月未満の時期に赤ちゃんがみせる笑顔は「生理的微笑」と呼ばれるもの。
「生理的微笑」は外からの刺激などにより、笑っているように見えるだけで感情が伴っておらず、本当に笑っているわけじゃありません。
それが生後2ヶ月を過ぎると、徐々に「社会的微笑」と呼ばれる笑顔に変わっていきます。
「社会的微笑」とは感情がともなう本当の笑顔。
「社会的微笑」は赤ちゃんをあやすと見せてれる笑顔。
あやしてもらうと、嬉しい・楽しいなどの感情から赤ちゃんが笑ってくれるようになります。
赤ちゃんがあやして笑ってくれるようになると、すごく可愛いし嬉しいんですよね。
首がしっかりしてくる
まだ首はすわっていませんが、うつぶせにすると首を少し持ち上げるようなしぐさをするように。
新生児の時と比べると、だいぶしっかりとしてきます。
よだれが増える
赤ちゃんって、出産する前は生まれた時からよだれが出ていて、よだれかけがすぐに必要だと思ってました。
なので、出産前にスタイをたくさん購入しました。
でも、意外と生まれてしばらくはよだれって出ないんですよね。
大体生後2ヶ月頃からよだれが出始め、徐々によだれの量が増えていく場合が多くみられます。
娘も生後2ヶ月前後からよだれが出始め、生後3~4ヶ月頃がピークで、ものすごいよだれがでてスタイが足りなくて大変なんて事も。
生後4ヶ月のピークを境によだれの量も減っていき、生後6ヶ月~7ヶ月頃にはスタイが必要なくなりました。
よだれが出る時期や量にもかなり個人差があります。
あまりよだれが出ない子もいれば、たくさん出る子もいるし、出始めが遅かったりよだれがいつまでも止まらなかったり。
一般的には生後2ヶ月~3ヶ月頃によだれが出始め、生後5ヶ月~6ヶ月の離乳食を食べる時期にたくさん出るようになり、1歳前後には少なくなるよう。
赤ちゃんはあごの筋肉が弱く、よだれが口の外へ流れ出てしまいます。
しかし、生後7ヶ月~8ヶ月になるとあごの筋肉も付き、口をしめてよだれが流れるのを防ぎ、自分で飲み込むことができるようになってきます。
離乳食の消化を促したり、乳歯が生える事でよだれが増えると言われています。
こぶしをしゃぶる
赤ちゃんって指しゃぶりをしているイメージですが、生後2ヶ月だとまだうまく指を吸う事ができません。
なので、指じゃなくグーにした手をしゃぶる事が出てきます。
これが「こぶししゃぶり」と呼ばれるもの。
赤ちゃんがこぶしをしゃぶる理由は、
「食べる練習」
「自分の手を認識するため」
「安心して心地いい」
「遊びの一環」
など色々な理由が言われています。
こぶししゃぶりをしながら大量のよだれが出ることも。
こぶししゃぶりは悪い事ではないので、無理やりやめさせず自然とおさまるのを待ちましょう。
無理やりこぶししゃぶりをやめさせることは赤ちゃんにとって大きなストレスになります。
あまり、神経質になる必要はありませんが、こぶししゃぶりをするようになったら、出来るだけ赤ちゃんの手を清潔な状態にしてあげると良いでしょう。
声が良く出るようになる
[うー」や「あー」「くー」などの声が出るようになります。
「クーイング」と呼ばれるもので、嬉しい時や機嫌のいい時に発することが多いと言われています。
生後2ヶ月~3ヶ月の間にクーイングが始まる子が多く、すごく可愛い声をたくさん出してくれるようになります。
赤ちゃんがクーイングするようになったら、ママやパパも赤ちゃんのマネをしてお話するとコミュニケーションが取れておすすめ。
うちの娘は猫を飼っているせいか、はじめの頃は子猫が鳴くような声を出していました。
スマホの動画で撮影したものを見るとすごく可愛くて赤ちゃんの頃を思い出します。
ぜひ、写真だけじゃなく動画でわが子の成長を録画しておくと良いと思います。
すごく良い思い出になります。
私は、育児でイライラした時、娘が赤ちゃんの頃の動画を見ると癒されて、優しい気持ちになれます。
大きな音に驚くようになる
生後2ヶ月頃になると、聴力も発達して大きな音に驚くようになります。
大きな音がすると、体が「びくっ」となったり、泣き出したり。
玄関のチャイムの音で起きたり。
【うんちやおしっこ】生後2ヶ月から3ヶ月未満
新生児の頃に比べると、うんちやおしっこを貯める力もついてくるので、回数もだんだんと減るように。
母乳に比べミルクの場合、便秘になりやすいのでお腹のマッサージや赤ちゃんの体を動かしたり、便秘にならないように心がけましょう。
2~3日便が出ない場合は、綿棒浣腸を試してみて、それでもダメなら病院で診てもらった方が安心。
【おもちゃ】生後2ヶ月から3ヶ月
2ヶ月の赤ちゃんは、聴力も発達して目もだいぶ見えるように。
耳で音を聞いたり、目で物を追ったり見る事が出来て楽しいと感じるようになります。
赤ちゃんの発達をさらに促すため、ベビージムがおすすめ。
ベビージムには音が出る仕掛けや、おもちゃがたくさんついていてまだ自分で体を動かして移動することが出来ない赤ちゃんでもすごく楽しめるおもちゃです。
わが家では、ちゃれんじベビーを申し込んだので、生後2ヶ月~3ヶ月頃「はじめてのスキンシップ遊び号」についていたベビージムで遊んでいました。
赤ちゃんの発達のため、おもちゃを買ってあげたいけど初めての子供で何を買って良いのかわからない私には、ちゃれんじベビーはすごく助かりました。
成長に合わせたおもちゃが勝手に届くので。
すごくカラフルで娘も楽しそうに遊んでいたし、良い刺激になったのでベビージムはおすすめ。
ベビージムでうつぶせにさせて遊んだりしていたので、首がすわるのもすごく早かったです。
ちなみに、一番人気のベビージムはフィッシャー&プレイスのもの。
海外製なだけあり、色もカラフルで音が出たりデザインも可愛くて大人気です。
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