主人の母に温泉旅行に誘われ予約してくれたのが、伊豆にある温泉旅館、稲取銀水荘。
どんな宿だろうと調べてみると、楽天トラベルやじゃらんのクチコミの点数がすごく高い。
楽天はクチコミの件数600件越えで総合評価は4.6。
じゃらんだと900件を超えるクチコミがあるのに総合評価が4.6。
本当すごい高評価。
宿泊したほとんどの人が満足してるってびっくり。
そんな人気の温泉旅館にかなりの期待をしながら主人と私、娘、主人の母、妹で宿泊してきました。
自腹ならもちろん行きませんけど、主人の母が旅費を全部出してくれるという事で参加することに。
全額負担してくれるって聞いても参加するかすごく迷いましたけど。
だって義理の家族が一緒だとすごく気も使うし疲れますもんね。
東京駅からスーパービュー踊り子号に乗って伊豆稲取駅へ向かいました。
乗車時間は約2時間。
普通の踊り子号にも乗車した事がありますが、スーパービュー踊り子号は名前の通り、普通の踊り子号に比べて窓が大きくより一層景色を楽しむことができます。
シートも広く車内も踊り子号に比べて明るく新しい印象。
スーパービュー踊り子号の10号車には子供が遊べる「こども室」が付いているという事で、娘を連れて「こども室」へ。
私の想像と違い、結構狭いスペースにカラフルなソファーがあるだけ。
おもちゃや遊具があるのかと想像していたのですが。
引用元:http://www.jrizu.jp/train/sv_odoriko.html
車内は満席なのでこども室もかなりの混雑。
小学生の大きな子が遊んでいて、2歳の子が遊べる雰囲気ではないのですぐに席に戻りました。
空いている平日ならソファーで跳ねたりして楽しいのかもしれません。
お弁当を食べたり景色を見たりしていると寝る暇もなくあっという間に到着。
ゴールデンウィーク中だったので車内は満席。
人が多く騒がしくて、眠たくても眠れない娘は終始、膝の上でグズグズ。
稲取駅の改札は自動ではなく駅員さんがチケットを回収してくれるシステム。
初めてだったのですごく新鮮。
駅からは銀水荘へ向かう専用のシャトルバスに乗車。
バスに乗るとほかほかのおしぼりが配られるサービス。
バスにゆられ5分程で銀水荘へ到着。
海沿いに建つ大きな建物で、敷地内には滝がありました。
ロビーにはものすごく大きい錦鯉がたくさん泳ぐ池や五月人形の飾りが。
鯉の餌が100円で売られていたので購入。
娘は鯉に餌をあげるのがすごく気に入ったようで、すごく楽しそうに餌をあげていました。
本当に今まで見たことも無いような大きさの鯉が餌をよこせと口をパクパク。
ものすごい迫力。
たまに水しぶきも飛んできます。
なんでも大きな鯉は30年も生きているそう。
小さな鯉も含めると100匹近い鯉が泳いでいます。
着いて早々ロビーで楽しんじゃいました。
その後はとても美人な仲居さんに案内されお部屋へ。
部屋に着くと抹茶を立ててくれ、お菓子のサービス。
抹茶は個人的にはかなり薄めに感じましたが、お菓子もおいしくて嬉しい。
娘もお菓子を食べてご満悦。
銀水の浴衣はサイズが5cm刻みで用意できるようでサイズを聞かれました。
細かい事だけど結構助かります。
身長が低いのでいつも浴衣が長すぎて困るんです。
逆に夫は背が高くて丈がいつも短い・・・
155cmの浴衣を用意してもらうとすごくサイズピッタリで嬉しくなりました。
近くには人気の動物園「伊豆アニマルキングダム」があります。
伊豆アニマルキングダムはサイやアリクイ、カピパラに触れ合えたり、至近距離でキリンなどの動物が見られることで人気の動物園。
他にも観覧車やメリーゴーランドなどの乗り物や恐竜の模型がある「恐竜の森」など、小さな子供から大人まで一日中楽しめそうです。
伊豆アニマルキングダムの公式サイトはこちら
せっかくなので行こうか迷いました。
でも14時半から出かけて17時閉園だとあまり楽しめなさそう。
しかもゴールデンウィークなのでかなり混雑しているらしい。
そして入場料が大人2,200円と午後から短時間行くのには高すぎる。
という事でアニマルキングダムには行かず、周辺を散歩。
銀水荘の前には海があり堤防の上で海や波をみて楽しみました。
大きな波が防波堤に当たると水しぶきが飛んできて、娘は大興奮。
砂浜のある海岸にも降りられたので、シーグラスや貝殻を拾って遊びました。
遊び疲れたので部屋に戻り、お風呂に入って夕食までお昼寝することに。
お風呂の前に部屋にあったビールを一本主人と二人で頂きました。
サッポロビールの静岡工場で製造されたもの。
パッケージがレトロでかわいい。
本当は温泉に入りたいけど、夫の母や妹と露天風呂で一緒になるのは絶対に嫌。
なので部屋のお風呂に入る事に。
ゴールデンウィーク中で全部屋満室との事で、露天風呂もかなり混んでいた様子。
もともと大浴場が苦手で最近はいつも家族風呂や貸し切り露天ばかり。
大浴場なんてもう10年以上入っていないので、夫の母や妹がいてもいなくても、混んでる温泉に入るつもりはありませんが。
部屋のお風呂は結構深くて、かなり古いけど若干の清掃の甘さはあったものの一応ちゃんと清掃されていて気持ちよく入浴。
入浴剤があればもっと良かったな。
上の方の階には新しい客室露天風呂付の高いお部屋があるみたい。
私が宿泊したのは一般客室だったのでお風呂やトイレ、部屋も全体的にかなりの古さを感じる。
子供がいるので夕食は私たちの部屋でみんなで食べる事に。
もちろん部屋は2部屋取ってくれて別々。
夕食の30分前から担当の方がテーブルを拭いたり、料理のセッティングなどの準備をしてくれました。
前にも書きましたが、私、旅館が苦手なんです。
その理由は部屋に人が出入りするから。
部屋に人が来て作業している間、どう過ごせばいいのか困ってしまうしなんか気まずい・・・
何をしてどういう体勢で待っていれば良いのかわからない。
人がいないかのごとく思いっ切りくつろいで良いのか?
気を使って話しかけた方が良いのか?
立ってた方が良いのか?
本当にイヤだ。どうしたら良いのかわからない・・・
しかも娘と主人はお散歩に出かけていて私一人。
仕方なくスマホ片手に窓辺の椅子に座って待っていました。
夕食の写真をすっかり撮るのを忘れてしまい、お見せできないのが残念です。
仲居さんが言っていた通り結構な量でどれもすごくおいしかったのですが、たくさん残してしまいました。
前菜は小さな小鉢がたくさん並び、新鮮なお刺身やアワビの踊り焼き。
アワビはすごく柔らかくておいしい。
でも噛めば噛むほど満腹感が・・・
正直私はもうこれでお腹いっぱい。
そのあとに和牛のステーキ、金目鯛の煮つけ、クリームスープ、雑炊、デザートが出てきましたがほとんど食べられませんでした。
途中に出てきた水ナスの漬物はさっぱりしててすごくおいしかった。
これなら満腹でもなんとか食べられた。
いつも思うんですけど、旅館の夕食ってなんでこんなに多いんですかね。
もったいないと思いつつも多すぎて食べられずに残してしまいます。
残した食事が無駄になってしまい本当に心苦しい。
小柄な私にはどうしても全部は食べられません。
世界には満足に食事を食べられない貧しい人たちもいるのに。
どうにかならないんですかね。
私は料理は少な目でお酒をたくさん楽しみたいタイプですが、今回は夕食が多すぎてお腹がいっぱい。
満腹すぎてビール一杯飲むのが精いっぱい。
料理は全部おいしかったけど最終的には苦しいって思い出しかない。
もっと料理の量が選べたら良いのにな。
量より質の方がうれしい人も多いと思う。
とくに温泉なんて年配で量が食べられない方も多そうだし。
私なら量か品数を減らしてもらう代わりにお酒が付いてくるとうれしい。
もしくは、朝ならかなりたくさん食べられるタイプなので夜の分を何品か朝に追加してほしいな。
まあ、部屋ごとに要望を聞いていたら手間がかかりすぎるので、とりあえず多めの量をすべての客に提供するんでしょうけど。
食事の量が多いより少ない方がクレームになりそうですもんね。
子供用の食事も出してもらいましたが、エビフライやポテト、ナゲットなどお子様セットのようなメニューでおいしそうでした。
でも小食な娘はあまり食べず、たくさん残ってしまいもったいないことに。
大人も自分の食事で精いっぱいなので子供が残したものは食べる事が出来ず・・・
そして就寝。
私、慣れない場所だとどんなに疲れていてもあんまり眠れないんですよね。
夜中の2時に目が覚めました。
寝ようとしても眠れなかったので、思い切って大浴場へ行ってみる事に。
更衣室には着替えている人が一人。
大浴場には誰もいない。
私一人。
貸し切り露天風呂状態!
思う存分ゆっくり、ゆったりと露天風呂を満喫しました。
広いお風呂に一人って本当最高!
更衣室に戻るとまたまた私一人。
パウダールームに置いてある化粧水やらマッサージクリームやら色んな商品を全身に塗りたくって楽しみました。
おかげで翌朝はお肌ツルツル。
私のような大浴場が苦手な方、夜中に入るのは本当おすすめです。
癖になりそう。
でも、わざわざ夜中に目覚ましセットして行くのは面倒なのでしませんが。
部屋に戻り窓の外を見ると、結構近い位置に星座がたくさん。
星を見ながら波の音を聞いて眠くなるのを待ち二度目の就寝。
早起きな娘が朝5時に起床。
朝ごはんはちょうど良いボリューム。
むしろ朝はたくさん食べる私には少ないぐらいで、お米をお代わりして娘が残したごはんも食べちゃいました。
お米に合う小鉢に入った明太子や漬物などのおかずや金目鯛の味噌漬けと少な目のお刺身。
金目鯛の味噌漬けはお米がすすむ味ですごくおいしかったです。
昨日残して食べられなかった金目鯛の煮つけや和牛のステーキが今あったらなと。
今なら食べられるのに悔しい。
朝ごはんは全員、娘の分も含め完食。
お代わり用のおひつに入ったごはんもすべて食べました。
そのあとは一階の売店でお土産を買ったり、また鯉に餌をあげたり、ハーゲンダッツのアイスを食べたり。
部屋に戻って二度寝をして11時に駅行のシャトルバスに乗車。
再びスーパービュー踊り子号に乗って帰宅。
やっぱり小さい子供を連れての旅行は大変でした。
今回は夫の母の誘いで電車にしましたが、子供がいると荷物も多いし、渋滞してても車の方が楽かも。
車だと子供も眠れるし。
騒いだらスマホ見せたり、どこか休憩にも行けるし。
娘はお昼寝があまりできなかったせいもあるのか、疲れて翌日熱を出してしまいました。
鼻水も咳も出るし完全に風邪です。
私もあまり眠れなかったし、気疲れしたのか風邪を引き寝込むことに・・・
また、旅行の提案がありそうな気配ですがもう当分はタダでも出来れば行きたくない。
今度誘われたら最悪私だけでも行かないつもり。
今は旅行に行く金銭的余裕がない我が家ですが、早くお金を貯めて家族三人だけで旅行に行きたいな。
銀水荘の良いところ
- シャトルバスが予約なしで駅から無料で乗れる
- 浴衣が5cm刻みで身長に合うものを用意してくれる
- 接客がとても良い
- 食事がすごくおいしくて豪華
- お茶やドレッシングのお土産などサービスが良い
銀水荘の悪いところ
- 部屋の古さが気になる
- 寝具が古い
- ほこりが溜まったままで掃除されていない部分がある
- タオルが薄い
宿はかなりの古さがあったり、掃除が行き届いていない部分もありましたが、食事と特に接客に関する部分はとても大満足です。
仲居さんもお食事の係の男性もすごく丁寧で好感度のある接客でした。
やはり一番の難点は古さと清掃の甘さかな。
部屋のおそらくエアコンが隠されている部分だと思いますが、ほこりが溜まっていて中をのぞくとぞっとしました。
布団の足元にあった格子の中。
何年も使用していない物置みたい・・・
女風呂の更衣室の角に蜘蛛の巣かほこりかは分かりませんが、天井からふわふわした線状のものが垂れ下がっていました。
部屋の浴槽についているハンドルはリンスか何かが付いたままで、ひねると手がベトベトに。
それ以外はちゃんと掃除されている感じで清潔感はあります。
最近ホテルに宿泊することが多いせいかもしれませんが、ホテルと比べるとバスタオルが薄くてペラペラ。
すぐ乾くから薄い方が良いんですかね?
あと寝具が古い気が・・・
布団が見えなくなる全体に付けるタイプのカバーなら良いんでしょうが、掛布団は真ん中が開いていて布団本体が丸見えになるカバーなので布団の古さが気になりました。
結構年季が入っていそうな感じ・・・
敷布団もかなり古そう・・・
なのでいつか家族で銀水荘の露天風呂付の客室に宿泊してみたいな。
客室露天風呂付の部屋は新しくてピカピカのようなので。
朝食のあと、お土産に料理長特製のドレッシングをもらいました。
ホタテやサーモンなどの魚介から、チキンや生ハムなどのお肉までなんにでも合う味。
大量のキャベツやトマトもこのドレッシングをかけるとペロッと食べられちゃいます。
毎日使ってたら美味しすぎてすぐになくなってしまい寂しい。
銀水で売っているのかしら?
とりあえず古ささえ我慢すれば総合的にはおすすめの宿です。
私が宿泊した一般客室のプランだとゴールデンウィークで、一泊二食付き一人17,000円前後みたい。
支払っていないので正確には不明ですが・・・。
夏にはプールもあるので子供も楽しめますよ。
もし今度行くなら車かな。
車の方が伊豆アニマルキングダムにも行きやすいし。
車で行くと車の窓をピカピカに拭いておいてくれるらしいです。
お守りも貰えるとか。
本当サービスや接客は本当に大満足の宿でした。
クチコミの評価が高いのも納得です。
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